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CASE FILE

CASE STUDY 見積・採算計算

工数を入れるだけで採算を確認し、見積書をExcelで出力する見積ツール

Web制作会社向けに、作業ごとの工数を入れると「最低受注額」「推奨見積額」「値引き可能額」を計算し、見積額が採算的に安全かどうかを判定したうえで、見積書をExcelで出力するローカルツールを開発しました。

業種
Web制作
制作期間
約1ヶ月
参考価格
10万円
開発形式
ローカルツール(パソコンで動作)

一部の情報を匿名化しています。掲載している画面は、実際の画面をもとにサンプルデータで再現したものです。

  1. BEFORE

    改善前

    見積もりのルールがなく、相場や前回の金額を参考に、担当者がその都度金額を考えている。

  2. IMPLEMENTATION

    導入した仕組み

    社内の見積ルールを登録し、工数を入れるだけで採算を確認して、見積書をExcelで出力するツール。

  3. AFTER

    改善後

    同じルールで金額が決まり、採算の確認から見積書の作成までを短時間で終えられる。

01PROBLEM

どのような作業に困っていたか

ご相談前の状況

Web制作の見積もりについて、社内に決まったルールがありませんでした。案件のたびに、相場を調べたり前回の案件の金額を思い出したりしながら、担当者が「なんとなく角の立たない数字」に着地させていました。

そのため、見積もりの作成に時間がかかるうえ、金額の根拠を説明しにくく、採算が取れているかどうかも出してみるまで分かりません。必要なのは相場ではなく、自社の条件から採算を先に出しておくことでした。

利用する方
見積もりを作成する担当者
これまでの決め方
相場や前回の金額をもとに、担当者がその都度判断
困っていたこと
作成に時間がかかる、金額の根拠を説明しにくい、採算が分からない
求められたこと
社内で統一したルールで計算できること、見積書まで一続きで作れること

02SOLUTION

課題に対して、どのような仕組みを組み立てたか

まず、時間単価・粗利率・リスクバッファ・端数処理といった見積もりのルールを決め、ツールに登録できる形にしました。計算方式は、時間単価で考える方式と、社内原価に粗利を乗せる方式の2つを用意しています。リスクバッファは作業時間にだけ上乗せし、外注費や確定している経費には掛けないなど、実務に合わせて計算の線引きをしました。

計算と判定にはAIを使わず、同じ入力なら必ず同じ金額になることを優先しています。工数の初期値はあえて空欄にし、根拠のない数字が基準にならないようにしました。一方、制作ではAI(Claude Code)を活用し、開発を効率化しています。

03FLOW

処理の流れ

  1. INPUT 時間単価・粗利率・リスクバッファなど、社内の見積ルールを登録しておく
  2. PROCESS 1 案件の種類を選ぶと、必要な作業の一覧が展開される
  3. PROCESS 2 作業ごとに数量と1単位あたりの時間・外注費を入れる
  4. PROCESS 3 最低受注額・推奨見積額を計算し、見積予定額が採算的に安全かを判定する
  5. PROCESS 4 見積もりから抜けやすい作業や、桁の打ち間違いを確認事項として表示する
  6. OUTPUT 工程ごとにまとめた見積書をExcelで出力する

04FEATURES

実装した機能

  • F01

    見積ルールの登録

    時間単価・粗利率・リスクバッファ・端数処理などを社内ルールとして登録し、誰が使っても同じ基準で計算します。

  • F02

    2つの計算方式

    時間単価方式と、原価・粗利方式を切り替えられます。

  • F03

    見積額の判定

    見積予定額を、安全圏/要検討/危険/赤字の段階で判定します。

  • F04

    見落としチェック

    打ち合わせ・修正対応・テストなど、抜けやすい作業の時間が0のままなら確認事項として表示します。桁や単位の打ち間違いも検知します。

  • F05

    見積書をExcelで出力

    工程ごとにまとめた明細と税込金額を記載した見積書を、Excelファイルで出力します。

  • F06

    パソコン内で完結

    インターネットに接続せずに動作し、見積情報を外部へ送信しません。

05SCREEN

画面・操作の様子

  • 見積作成画面(サンプル)。作業ごとの工数を入れると、推奨見積額・最低受注額・判定と、見落としやすい作業の確認事項がその場で表示される
  • 見積ルールの設定画面(サンプル)。時間単価・粗利率・リスクバッファ・端数処理など、社内の見積もりルールを登録する
  • Excelで出力した見積書(サンプル)。工程ごとにまとめた明細と、税込の見積金額を記載する

06RESULT

導入による変化

これまでなかった見積もりのルールを決め、ツールに組み込んだことで、誰が作っても同じ基準で金額が決まるようになりました。工数を入れるだけで、受けてよい金額の下限と本来提示すべき金額、値引きできる上限が分かります。

採算の確認から見積書の作成までが一続きになり、見積もりにかかる時間の短縮につながりました。見落としやすい作業も指摘されるため、金額を出す前に見直せます。

  • 見積もりの基準担当者がその都度判断 → 社内で統一したルールで計算
  • 作成の手間相場や前回の金額を調べて作成 → 工数を入れるだけで見積書まで出力
  • 採算の確認出してみるまで分からない → 金額を出す前に判定できる

07SCOPE

対応範囲

  1. 01 ヒアリング (対応)
  2. 02 業務整理 (対応)
  3. 03 提案 (対応)
  4. 04 設計 (対応)
  5. 05 開発 (対応)
  6. 06 テスト (対応)
  7. 07 操作説明 (対応)
  8. 08 公開・環境設定 (対応)

08DATA & AI

データ・AIの取扱い

処理する環境
社内のパソコン内だけで計算(インターネットへは送信しない)
外部AIの使用
ツールの動作には使用しない(制作にはClaude Codeを活用)
機械学習への利用
外部のAIに入力内容を送らないため、学習に使われることはない
データの保存
見積ルールと出力した見積書(Excel)は、パソコン内にのみ保存
人による確認が必要な部分
計算式・判定の基準・確認事項の文面は事前に用意し、AIによる自動生成はしない

09INFORMATION

案件情報

掲載種別
CASE STUDY(実績)
業務カテゴリー
見積・採算計算
業種
Web制作
開発形式
ローカルツール(パソコンで動作)
使用環境
パソコン・インターネット接続不要・Excel
制作期間
約1ヶ月
参考価格
10万円
対応範囲
ヒアリング・業務整理・提案・設計・開発・テスト・操作説明・公開・環境設定

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