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CASE FILE

CASE STUDY 書類の読み取り・データ化

形式の違う請求書・納品書を読み取り、入力システムへの転記を自動化

発行元ごとに形式の違う請求書・納品書を読み取り、金額・日付・取引先名などを入力システムへ自動で入力するデスクトップアプリです。現場のオペレーターが毎日使う道具として、止まりにくさと扱いやすさを重視して開発しました。

制作期間
約1ヶ月
参考価格
30万円
開発形式
デスクトップアプリ(インストーラー版・ポータブル版)

お客さまに掲載許可をいただいた範囲で、一部の情報を匿名化しています。掲載している画面は、実際の画面をもとにサンプルデータで再現したものです。

  1. BEFORE

    改善前

    発行元ごとに形式の違う請求書や納品書を見ながら、金額・日付・取引先名などを入力システムへ人の手で転記している。

  2. IMPLEMENTATION

    導入した仕組み

    書類の文字を読み取り、AIが必要な項目を判断して、入力画面の該当する欄へ自動で入力するデスクトップアプリ。

  3. AFTER

    改善後

    毎日の転記作業をアプリが担い、オペレーターは処理の開始・停止と、入力された内容のダブルチェックを行う形に。

01PROBLEM

どのような作業に困っていたか

ご相談前の状況

請求書をはじめとする各種書類の項目を、人の手で入力システムへ転記する作業が毎日発生していました。

書類は発行元ごとに形式が異なり、金額や日付、取引先名が書かれている位置は一定しません。また、実際に仕組みを使うのは開発者ではなく現場のオペレーターです。そのため、読み取りの正確さに加えて、長時間動かしても止まらないことと、専門知識がなくても扱えることが求められていました。

作業頻度
毎日(日々発生する定型作業)
対象の書類
請求書・納品書など、発行元ごとに形式の違う書類
手作業の部分
書類を見ながら、金額・日付・取引先名などを入力システムへ転記
求められたこと
読み取りの正確さ、無人でも止まらない安定性、専門知識がなくても使える操作性

02SOLUTION

課題に対して、どのような仕組みを組み立てたか

形式がばらばらな書類から項目を読み取る部分は、決まったルールだけでは対応しきれないため、文字の読み取り(OCR)とAIを組み合わせる方法を選びました。OCRが「どこに何と書かれているか」という根拠を示し、AIが文脈から各項目を確定します。どちらか一方だけでは届かない精度を、組み合わせることで確保しています。

一方で、画面の操作や入力の順番、エラーが起きたときの動きは、AIに任せずプログラムで確実に制御しています。「判断はAIに、制御はプログラムに」と役割を分けることで、毎日動かしても結果がぶれにくい仕組みにしました。

03FLOW

処理の流れ

  1. INPUT 請求書・納品書の画像やPDFを読み込む
  2. PROCESS 1 書類の文字を読み取る(OCR)
  3. PROCESS 2 AIが金額・日付・取引先名などの項目を判断する
  4. PROCESS 3 入力画面の種類を見分け、対応する欄だけに入力する
  5. PROCESS 4 対象外の画面は入力せずにスキップする
  6. PROCESS 5 処理の記録を日付・アカウントごとに残す
  7. OUTPUT 入力された内容を人がダブルチェックする

04FEATURES

実装した機能

  • F01

    書類の読み取り

    画像やPDFの書類を表示し、書かれている文字を読み取ります。

  • F02

    AIによる項目の抽出

    読み取った文字と書類の画像から、金額・日付・取引先名などの項目を判断します。

  • F03

    入力画面の自動判定

    画面の項目の並びから入力先の種類を見分け、対応する欄だけに入力します。対象外の画面は安全にスキップします。

  • F04

    止まりにくい設計

    文字の読み取りに失敗した場合も、画像だけでAIによる抽出を続け、処理を止めません。

  • F05

    複数アカウントの同時処理

    アカウントごとに開始・停止でき、進み具合をひと目で確認できます。開始のタイミングをずらし、負荷が集中しないようにしています。

  • F06

    ログと稼働実績の記録

    日付・アカウントごとに処理の記録を残します。稼働時間や処理量はCSVで出力できます。

05SCREEN

画面・操作の様子

  • アカウント画面(サンプル)。アカウントごと、または全部まとめて処理の開始・停止ができ、稼働中・スキップ・待機の状態をひと目で確認できる
  • 設定画面(サンプル)。AIと文字読み取り(OCR)のAPIキー、動作モード、再取得間隔を設定する

06RESULT

導入による変化

発行元ごとに形式が違う書類でも、読み取りから入力システムへの入力までをアプリが行えるようになりました。読み取りに失敗しても処理を止めない設計により、長時間動かしても止まりにくくしています。

処理の記録は日付・アカウントごとに残るため、うまくいかなかった場合も原因を調べやすく、不具合の報告はログのフォルダを共有するだけで済みます。現場で使い始めてからのフィードバックにも対応しました。

  • 転記作業人が書類を見ながら入力 → アプリが読み取って自動で入力
  • 人の作業転記そのもの → 入力された内容のダブルチェック
  • 不具合時の対応ログのフォルダを共有するだけで原因を調べられる

07SCOPE

対応範囲

  1. 01 ヒアリング (対応)
  2. 02 業務整理 (対応)
  3. 03 提案 (対応)
  4. 04 設計 (対応)
  5. 05 開発 (対応)
  6. 06 テスト (対応)
  7. 07 操作説明 (対応)
  8. 08 公開・環境設定 (対応)

08DATA & AI

データ・AIの取扱い

処理する環境
オペレーターのパソコンで動くデスクトップアプリ
外部AIの使用
項目の抽出にAnthropic社のAI(Claude)、文字の読み取りにGoogle Cloud Vision(任意)を使用
機械学習への利用
入力内容が学習に利用されない設定のAPIを使用
データの保存
APIキーは暗号化してパソコン内にのみ保存。処理の記録(ログ)もパソコン内に保存
人による確認が必要な部分
AIが読み取って入力した内容を、人がダブルチェック

09INFORMATION

案件情報

掲載種別
CASE STUDY(実績)
業務カテゴリー
書類の読み取り・データ化
開発形式
デスクトップアプリ(インストーラー版・ポータブル版)
使用環境
Windows(デスクトップアプリ)
制作期間
約1ヶ月
参考価格
30万円
対応範囲
ヒアリング・業務整理・提案・設計・開発・テスト・操作説明・公開・環境設定

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